わたしの部屋は7畳のフローリングなのだが、4面の壁のうち、一面はクローゼット、
一面は出窓、一面はベッド、最後の一面は壁となっている。
その最後の壁の部分に、以下のものが並べられていた、というか積まれていた。
・引っ越し用の段ボール 6つ (学生時代の勉強道具、会社員時代の独学勉強道具)
・靴を購入した時にもらう段ボール 4つ (漫画、本、DVDを入れてた)
・プラスチックの3段ケース 1つ
(こどもの頃からの雑貨、良く分からない充電コード、PCの説明書等)
・段ボールの上にうず高く積まれた小説、新書、参考書が50冊ほど
ものを探すのに荷物を上げたり下げたり、本はよく雪崩を起こしていた。
これらが断捨離によって跡形もなくなった。
勉強道具は少しづつ断捨離、さすがに教科書は処分。独学系はまだキープ、未練がなくなったら処分する予定。
漫画、本、DVDは中古店へ売却。必要なものはクローゼット内へ避難、これも未練がなくなったら処分する予定。
コード類は愛着もないのに、電子機器にうといので、何故か不安で取っておいてしまったもの。今使っているもの以外は処分。
一番困ったのがよく分からない小物たち。友達にもらったものや、小さい頃お小遣いをためて買ったものなど。必要ないし、今度使う予定も絶対ない、でも捨てられない!
あみ出したのは、写真を撮ること。
気が済むまで写真をとり、「ありがとう、バイバイ」と1つずつに御礼を言って、すぐにゴミ袋に入れる。そして翌日のゴミの日に急いで出す。急いで出すことが重要、タイミングを逃してもう一度袋の中身を見返してしまったら、危険だからだ。
だが無理はしない。まだ捨てられないものは保留。決心がついたものから捨てていく。
後で写真を見返したが、もう未練はなかった。
写真を見つめながら、お世話になったものたちと思い出を思い出し、笑みがこぼれた。
写真にとると、ものはもの、思い出は振り返れるが、なぜこんなに自分が執着していたのだろうと、不思議に思った。
写真にして客観視することを通じて、ようやく片を付けられたのだと思う。